
お酒がもっと楽しくおいしく飲める! いろいろな色合いと、味が楽しめるお酒と言えばカクテルですが、自分で思うがままに作れるようになると、お酒はもっと楽しくなります!当サイトでは、カクテルがもっと上手に作れるようになる資格とおすすめの講座についてわかりやすく解説していきます。
ご存知の方も多いはずですが、カクテルにはベースとなるお酒が存在します。
近年のカクテル開発やノンアルコールカクテルの登場によって随分自由になったカクテルも、基本的には混ぜ合わせる元になるアルコールがレシピの基礎となっています。
カクテルのベースとなるのはジン・ウォッカ・テキーラ・ラムの4種類で、これらは4大スピリッツとして知られています。スピリッツとは蒸留酒のことで、これらは全て蒸留酒であり世界を代表するお酒のジャンルでもあります。
ゆえにカクテルのベースも世界的に普及しているお酒を選んでおり、そこから様々なレシピが日々開発されています。これらは銘柄によっても味わいが違い、使用する銘柄を変えるだけでも風味や飲み心地の異なるカクテルが出来上がります。
ジンは、麦をベースとした蒸留酒です。大麦・ライ麦・ジャガイモなどを原料に使用します。しかしジンが他のスピリッツと大きく異なるのは、蒸留の際にジュニパーベリー(セイヨウネズ)やボタニカル(香味植物の一種)薬草を加えて加工することで、それにより独特の爽やかな風味を生み出します。
風味が独特なだけでなく、昔は薬用種として扱われていた側面もあります。
ロシアのイメージが強いウォッカも、麦やジャガイモが原材料です。しかし、一度でも飲んだことのある方なら分かるように、ウォッカにはこれといった香りや味がありません。
これは蒸留した原酒を白樺の炭に一度通すことで、ろ過しているためです。味わいといったものが非常に薄いため、人によってはただのアルコール液のように感じるかもしれません。
それだけクセや特徴がないため、邪魔しないカクテルのベースとして最適と言える面もあります。特に柑橘系のジュースとの組み合わせが非常によく見られます。
テキーラはリュウゼツランを原料にしたスピリッツで、メキシコが発祥地と言われています。リュウゼツランの独特の甘さとパンチの効いた強さが持ち味です。
ショットグラスで飲むイメージが強いですがそれもそのはず、メキシコではショットグラスにレモンを絞ってテキーラで一気に飲むのが一般的です。
ラムはサトウキビを原料とし、甘さが特徴のスピリッツです。特に熟成の色が濃いラムは実際に甘味が強く、それだけで甘い味付けができるほどで、カクテルだけでなく洋菓子の材料としても非常によく使用されます。
基本的に、カクテルの種類もこの4大スピリッツに従って作られます。銘柄ごとの味わいの違いも楽しみたいところです。